University of Massachusetts
サッカー選手には必ず引退する日がくる。
もし自分がプロになり、その状況になったらいったい何をするのか、そして何が出来るのか。
これは、僕が大学に入ってから常に持ち続けて来た問いであり、今回アメリカに行くことに決めた最大の理由です。
幼稚園からサッカーを始め、高校卒業までただひたすらプロサッカー選手を目指して練習してきました。もちろんこの期間の間に、プロ以外の選択を考えたことはないし、常に憧れを持っていました。
しかし大学に入学して考え方が変わりました。
東京学芸大学は、教員を養成するための大学であり、学生のほとんどは将来教師になるために日々勉強しています。また、サッカー部内でもプロサッカー選手を目指す人は各学年で数人。
教師になるつもりもなく、今まで周りにはプロを目指す仲間しかいなかった僕からしたら、こんな環境に疑問や不満を持つこともありました。
でも、逆にこの環境だからこそサッカー以外のことも改めて考えることが出来ました。
サッカー部の同期や先輩と話してると、みんな将来の目標があって、その目標に向かってサッカー以外でも努力している。そんな仲間と1年以上過ごしてきて、初めて僕も将来について具体的に考えるようになりました。
そんな中で、アメリカに行くチャンスが僕のところにやってきました。
ほんとに急な話で、正直決断する直前までアメリカに行く気はありませんでした。
しかし、人生という長い目で見た時、
「ここでアメリカに行くのと行かないのとでは、全く違う人生になる。サッカーだけが全てじゃない」
そんな思いが最終的に自分の背中を押してくれました。
高校までの自分だったら、まず考えられない決断。
こんな決断を出来たのは、間違いなく学芸大学に来たからだと僕は思います。
不安なことはいろいろあるけど、今はそれ以上に今後の人生が楽しみです。
最後に、先日のアミノバイタル杯が僕にとって最後の公式戦でした。
点を取れなくてチームに迷惑をかけたのにもかかわらず、僕のために応援歌を歌い続けてくれた仲間たち。恥ずかしくて、反応することはできませんでしたが、ものすごく嬉しかったです。
この決断をするにあたって、瀧井先生をはじめ、檜山監督、コーチの方々、いつも声をかけてくれた先輩や後輩、しんやさんに名古屋の姐さん、悪ノリが多い同期、そして家族。
すべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。
今、ここまで書いた文を読み返してますが、決してサッカー選手になることを諦めたわけではありません。
むしろ、より一層プロを目指して頑張るつもりです!
ここまで長々と読んでいただきありがとうございました。
これからも自分らしくがむしゃらに頑張ります!
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