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Vol.111「センターバック」2年 佐藤創太

平素よりお世話になっております。今回部員ブログを担当するD軍団筆頭の2年佐藤創太です。

D軍団なんとかっていう話は、詳しくは昨日の金城くんの部員ブログをご覧ください。(彼はデタラメなことばかり言っているので彼の言っていることを信用するのはあまりお勧めは致しません。)



さて今回は自分のポジションであるセンターバックというポジションについて書きたいと思います。

僕の考える理想のセンターバック像や普段自分がプレーする時に意識していることなどを綴りました。偉そうなことばかり言ってるので、こいつこんなこと考えてんだなぐらいの軽い感じで読み流してもらえればと思います。





センターバックというポジションはとても残酷なポジションです。チームの失点のほとんどに関わってしまう。たとえチーム全体のミスだったとしても結局最後に点を決めるのは自分とマッチアップしていた選手。勝つためには点を取り返すしかないがポジション的にそれもなかなか難しい。なんとももどかしいポジションです。



他のポジションと比べたらあまり楽しそうには見えないポジションかもしれません。むしろ過酷に見えるポジションかもしれませんが、僕はセンターバックというポジションが好きだし誇りを持ってプレーしています。




センターバックはどんな状況であっても、どうにか、何としてでもゴールラインを割らせてはいけない。失点「1」が試合が終わってからどれだけ大きな意味を持つか。試合中のほんの一瞬の出来事のたったその「1」失点が、その試合の結果だけでなく、その後のシーズンの戦いやチームの雰囲気、そしてシーズン終わった時の結果に直結しかねない。特に昨シーズンを経験した学芸の蹴球部の選手たちは痛いほど感じたと思います。



この「1」失点をいかに減らせるか、なくせるか。たとえどんな状況でも最後まで体を張ってゴールを守る。頭の先からつま先まで、全てを投げ出してでもゴールを守らなければなりません。これがセンターバックに与えられた役割の中で最も重要な部分であり、センターバックの選手はこれをとことん突き詰めてプレーしていかなければならないと思います。




だからこそ、無失点で抑えられた試合はやっぱり最高だし、試合中に相手のフォワードの選手を抑え続けて相手選手がイライラし始めたりした時は気持ちいい。そんな瞬間がセンターバックって楽しいなと思う瞬間であり、センターバックの醍醐味なのかなとも感じます。





また僕はセンターバックというポジションは、「チームの勢いの象徴」だと思ってプレーをしています。

声を張り上げ相手フォワードにヘディングで競り勝ったり、自陣のゴール前でギリギリでスライディングをして相手のシュートをブロックしたり、良いプレーをすればそれだけでチームは元気が出ると思うし勢いがつくと思う。逆に弱気なプレーで相手選手に球際で競り負けたり、ネガティブなミスをしてしまったらそれだけでチームの士気は大きく下がってしまうと思っています。

それだけチーム内でのセンターバックの一つ一つのプレーの持つ意味は大きいと思うし、常に、ミスが失点と隣り合わせのポジションの責任だと思います。



まあセンターバックというポジションはあまり人から見られるポジションではないので、ここまで何言ってるのかよくわからないという方もいたかもしれませんが、これを機にセンターバックにも少し目を向けてサッカーの試合を観てもらえるとまた違った楽しみ方ができるのではないかなと思います。



ボールのないとこで相手選手といろんな駆け引きをしたり、相手のフォワードの選手とバチバチやってたり、よく見てみるととても奥が深い面白いポジションだと思うので、そんなことも頭のほんの片隅にでも置いて試合を観てくれたら嬉しいです。



だらだらと長くなってしまったのでこの辺りで終わりにしたいと思います。



昨シーズンは個人としてもチームとしても満足のいくものではありませんでした。今シーズン納得のいく結果にするには全て自分たちの行いにかかっています。




世の中人間に平等に与えられているものは2つだけ。それは、”空気”と”時間”だけ。




これは高校時代の恩師から頂いた言葉です。平等に与えられた空気と時間をどう使うかは良くも悪くも自分次第。

限られた時間を自身の学びや成長のため、そしてチームのために捧げていきたいと思います。


そして、今シーズン笑って終われるように学芸大蹴球部全員で関東リーグ復帰に向かって恐れることなく前に進んでいきましょう



最後まで読んでいただきありがとうございました!


今シーズンも東京学芸大学蹴球部をよろしくお願い致します。




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