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Vol.115「ハタチ」2年 成瀬晃斗

いつも温かいご支援いただき誠にありがとうございます。

今回ブログを担当します、A類理科2年の成瀬晃斗です。


非常に私事ですが、本日で20歳となりました。先日に成人式を迎え、懐かしい人たちとの再会に心が躍りました。いつも、そして今まで関わってくださった皆さま、とても感謝しています。ありがとうございます。今年はその気持ちを表現する1年にしたいと思っています。更新日と重なったのはたまたまです。鵜養さん、さすがっす。




さて、みなさんはレポートを書きますか?そりゃあ書きますよね。大学生ですもの。

でも私(理科生)がよく書くレポート、特に1年次の実験で書きまくったレポートは文系の皆さんのそれとは少し違うのではないかと思います。


なにが違うか。それは何よりも形式でしょう。

私が取っている授業でもありますが、一つの題に対して何千字、下手したら何万字と書くものが大学生のよく言うレポートの形だと思います。


でも、私が先ほど言ったレポートの形式は、

①題名

②目的

③方法

④結果

⑤考察

⑥参考文献

と、この流れに沿って書いていきます。字数制限は特にありません。(が、これくらいは書けという無言の圧力はあります、、、)

題名というのは、言い換えれば、実験の目標とも言えます。


要は、

①実験の目標に対して

②目標を達成する目的を定義し

③目的を達成するための考えられる最善の方法を見つけ

④その方法による結果を記し

⑤結果をもとに、なぜ成功(または失敗)したのか考える。


ここでいう成功・失敗の基準は

①目標が達成できたか

②目的が達成できたか

③目標・目的に方法が合っていたか

といったところでしょう。


こうして科学はたくさんの挑戦を繰り返し、発展していったのだろうと思うのです。



何が言いたいかといいますと、これはこの蹴球部でも言えることではないか、ということです。


このチームの目標はもちろん"関東リーグ復帰"です。みんな口を揃えて言える。みんなが一つの方向を向いているように見えます。

でも、"試合に勝つ"という目標だけだと、例えば試合に出られていない選手は「試合に出られないから」と練習に真摯に取り組めなくなってくる。プレーもバラバラになってくる。これはどうしようもないんじゃないかなって思います。モチベーションを保つのはそれほどに難しい。


そこで、その「目的」を定めてみよう。


なんで関東リーグに復帰したいの?


そう聞かれるとたぶんみんな違った答えが出てくるでしょう。これこそ統一しなければならないものだと思っています。だってこれが無かったら反省する基準も無いから、方法が合っていたか考察できないし、結果をただ受け入れて次に進んでしまって今まで通り、過去を繰り返してしまう。



そこで、関東リーグに復帰する目的を「仲間のため」とします。仲間と最高の瞬間を分かち合うために、関東リーグに復帰したいんだと。

そうすると、試合に出られない選手も、「仲間のために」行動が変わってくると思うし、ピッチ内でも「仲間のために」という信頼関係のもと、より活発なものになると思います。


目的は方法にこだわりすぎたら見えてこないものです。方法の議論の前にまず「目的」を定めることが大事なのです。




こんなようなことをこの前たまたま見たサッカー番組で放送していました。天皇杯優勝したヴィッセル神戸も"勝つ"だけだった目標に、「サポーターのために」という目的をつけたことで、チームみんなの言動が変わっていったそうですよ。まあそれだけではないでしょうけど。


そんなところにも着目できればいいのかな。大学でやっている一見意味ないようなことも他の場面に応用できるのかな。最近はそう思っているところです。



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