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Vol.28 「面白すぎる」 2年 内海大河




みなさん初めまして。

部員ブログ初登場の2年B類保健体育科の内海大河です。

生まれは東京都、出身高校は日本大学第二高等学校です。

高校卒業後は一年間の浪人期間を経て東京学芸大学へ入学しました。おかげで「おじさん」と呼ばれることも少なくありません。

そうしくん(3年立石)から

「まともな会話が成り立たない」

とありましたが、これはお互いに責任があります。私たちが話す時はお互いにただ浮かんだ文字を口から発するだけだからです。会話になるはずもありません。私だけの責任ではありません。

自己紹介はこの辺にして、本題に入りたいと思います。最後まで読んで頂けたら嬉しいです。




私は中学時代や高校時代に具体的に考えてプレーするということがありませんでした。

また、そのことを指摘されることも無く、周りのチームメイトも考えてプレーしている人は少ないという環境でサッカーをしてきました。


味方と相手の情報を目や耳で集め、どこにスペースがあるのか、相手の特徴は何なのか、自分たちのやるべき事は何なのか等を具体的に考えてプレーするという人が存在することすら知りませんでした。




そんな私が東京学芸大学に入学しました。

ただラントレーニングや体幹を頑張り、ただ練習を真面目にやっていただけの私は学芸での最初の練習で、Bチームの人の声を出す量や指示の具体的さ、戦術理解能力等を身にしみて感じました。


少し時間が経てば自分が具体的に考えてプレーしていないということは誰の目から見ても明らかになりました。

悔しいけど、周りの人は口を揃えて

「お前何も考えてないだろ。」

と私に言いました。




考えてプレーするとは何なのか、よくわかりませんでした。

しかし、仲間と相手の状況とスペースを常に確認することや、相手の穴を見つけること、自分たちの守備と攻撃におけるやるべき事をし続けようとすること、といったように具体的に周りの人たちは何を考えてプレーしているのかがわかり始めました。


Bチームの人はこんなに考えてプレーしているのか。

だったらTopの人はどこまで考えてプレーしているのだろう。

関東1部は?

Jリーグは?

プレミアリーグは?

といったように、プロをただ技術がある人の集団と見ていた頃の自分とは違った視点でサッカーを観るようになりました。


それまではサッカーの試合なんてほとんど観たことがなく、観るとしてもハイライトだけで90分通して観たことなどありませんでしたが、大学に入ってからはだんだんとサッカーの試合を90分通して観る頻度が高まりました。


それに伴ってそれまでは全く観たことのなかったサッカーの練習や試合の分析・解説動画をTwitterやYouTubeで観るようにもなりました。

それらの動画はどれもとても面白いものばかりでした。

プロは常に周りを見て情報を集め、いくつかの選択肢を一瞬で頭の中に並べ、わずか数秒で最善の選択肢を選び抜き、実行に移します。

サッカーの試合を観るにつれて、分析・解説動画を観るにつれて、サッカーというスポーツを面白いと思い始めました。

観れば観るほど面白すぎると思いました。

プロはなんて良い頭を持ち、頭の回転が早いのだろう、なんという知識量、なんという判断の速さなのだろうと感じるばかりでした。




また、大学に入ってから思考や技術の面以外に身体における様々な情報にも触れるようになりました。

トレーナーの実施するアジリティ等の色々なトレーニングや、先輩が行っているストレッチや体幹、呼吸のトレーニング、筋トレの知識、みんなの食事と睡眠についてのこだわり、体のコンディションによるメンタル面の変化等、全体の練習や試合以外にできることで、今まで知らなかったことを教えてもらう機会が増えました。

次から次へと新しい情報に触れるのは、難しいですが面白いです。




とにかく、サッカーは本当に面白いです。


試合に勝つために、技術だけでなく食事、睡眠、トレーニング、思考、メンタルといった一つ一つの要素が必要で、なおかつ同じように試合に勝つためにそういった準備をしてきている相手と戦うわけです。そんな世界で簡単に勝敗がつくわけがありません。

だからこそゴールを決めた時に訳が分からなくなるほど喜びが爆発し、ベンチや応援の仲間と抱き合うことができ、逆にゴールを決められたら相手が爆発的に喜んでいる姿を目にして、心底ムカつく気持ちになるという状況に立たされるわけです。

面白すぎると思います。




これらに気付くのが遅かったという事実と自分のレベルの低さを文にするのは恥ずかしかったですが、以上が今の私が正直感じることです。




さて、次回は筋トレが好きすぎて先日拾ったネコに「上腕二頭筋」と名付けてしまったという噂が大学内でたえない、1年、上加世田達也君です。



最後まで読んで頂きありがとうございました。




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