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Vol.32「自分を信じる」1年 川島孝介


初めまして。謙太郎くんから紹介を受けました、今回部員ブログを担当しますA類国語科1年川島孝介です。謙太郎くんには意外と絡んでいただく機会も多くお世話になっている先輩の一人です。謙太郎くん支持者の方です。周りの人にこれを言うと引かれその後非難の目で見られるので普段は黙っています。なんだか隠れキリシタンみたいです。何故毎日帽子を被っているのかと言えばいま坊主だからです。しかもおでこがМ字でサルみたいだからです。てか知ってるでしょ。わざわざ言わせないでくださいよ!

 



いよいよ回ってきた部員ブログですが、これまでの4年生の先輩方の卒業ダイヤリーを含めその内容には大きく刺激され、影響を受けてきました。不特定多数の方に名前を出して自らの考えを発信出来るというのはすごく貴重な機会だと思います。自分も一生懸命書いたので最後まで読んでいただけたら嬉しいです。これまでの自分を振り返り、今なにを思っているかを率直に書いてみました。

 




幼稚園のころから兄の影響でサッカーを初め、サッカークラブに入りました。小学生になるともの足りなくなりもう一つのクラブにも入り掛け持ちしてましたが、どちらのクラブも勝利を目指すというよりは楽しむことを目的としたクラブで、周りのレベルもあまり高くなく、練習は週一回、公式戦に出場し対外試合をするということもありませんでした。また、中学受験をした影響で小5、小6の時はあまりサッカーができなかった記憶があります。

 



受験の結果第1志望であった都内の中高一貫校に入学することが出来ました。進学校と呼ばれ勉強は重要視されていた環境ではありましたが、自由な校風もありのびのびと部活に励んでいたと思います。周りには都選抜や地区選抜に選ばれる人もおりそれなりにみんなで頑張り最後の選手権予選では東京都Aブロックベスト16まで勝ち上がりました。自分らの学校からしたら快挙です。その後1年間の浪人を経て、この大学に進学しました。あんまりこの蹴球部にはいないタイプの経歴だと思います。

 



蹴球部に入って前期は、周りのレベルについていくので必死でした。周りの人の出身校やチーム、経歴の前に勝手に引け目を感じモジモジしてました。有名高校の名前の入ったジャージやJクラブのエンブレムを身にまとった彼らがうらやましく思えました。自分は場違いなんだと何度も思いました。それでも、なんだかんだ優しくて気の良い同期の力を借り、多くの先輩方に優しくしていただき、いじられ、時には厳しく指摘をいただいたおかげで少しずつ成長していけました。夏休みごろから自分のプレーがところどころで通用するようになり、やっとチームの一員になれた気がしました。

 


ここまで自分を振り返って、思い返してみても正直後悔していることの方が多いです。




そして自分はそれを利用していつも自分を甘やかしてきました。

後悔、自己否定、自己嫌悪ほど、逆説的な表現となりますが、居心地の良いものはありません。


なぜなら、そうしている限り向上心を持つ必要はなく、努力を続ける必要もなく、試行錯誤する必要もないからです。


後悔と言い訳を都合の良いように作り出し、賢しらげに自己否定することで努力を続ける必要をなくす。いつも僕はそうやって大事な局面を逃げてきました。

周りとのレベルの差は歴然でした。でも差があるなら、たとえみっともない姿を晒しても、それはもうとりかえしのつかない差なのだとしても、その取り返しのつかない差を1mmでも埋めにいくべきなのだと思います。色々な理由をつけて、逃げていてはいつまでたっても成長しません。

別に努力が届かなくて結果が出ないのはいい、それとは逆に、もう努力を続けるのを放棄して楽しく大学生活を過ごしていくのもそれはそれでいい。ただ、さも自分は可哀そうな人間なんだと言いたげに後悔と言い訳ばかり並べて、ほんとは努力する必要をなくし自分を甘やかし続けているのは、卑怯なのではないか。卑怯に生きるのだけは、やめにしよう。

  

自分の過去を「後悔」として失敗の原因にするのではなくそれを肯定して成功の「きっかけ」としてしまおう。そう自分は決意しました。



実際それは可能だと思っています。サッカーエリートではない自分だからこそもてる視点があります。考え方があります。進学校に通い、勉強でトップレベルの大学を本気で目指したからこそ出会えた先生たちがいます。学んだことがあります。

 

なんとかこの大学生活を弱い自分から逃げて無為に過ごしてしまわないように、頑張っていきたいと思います。冗長な文章となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 



次回は3年生の柴田将磨君です!独特なキャラクターと考え方をもったテクニシャンで何を書いてくれるのか楽しみです。よろしくお願いします!



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