top of page

Vol.36 「個性」 2年 高井悠登


 初めまして。井原君から紹介を受けました、今回の部員ブログを担当するA類保健体育撰修2年の高井悠登です。井原君の紹介には試合中の独り言が大きいとありましたが、独り言キャラは「悪童」こと一年の河田稜太に奪われてしまいました。現在は新たなキャラを模索しています。皆さんご応募お待ちしています。


 初めての部員ブログになるので自己紹介から始めたいと思います。

 出身は長野県で、高校の時は松本山雅FCのU-18でプレーしていました。ちなみに中学の後輩には矢口、高校の先輩には百瀬さんがいます。あまり絡んでいる様子を見ないかもしれませんが、決して仲が悪いわけではありません。


 実は僕はこの部員ブログを、東京学芸大学に進学が決まった高3の冬から読んでいました。なので、自分がこれを書く立場になるのはとても感慨深く、不思議な感じがします。卒業ダイアリーを含め、誰のブログを読んでもいつも新たな発見、刺激がもらえます。僕もみんなに影響を与えられる良いことが書けたらいいのですが、あいにく思いつかなかったので、最近自分が感じることを書いていきたいと思います。

 皆さんは自分の「個性」は何だと思うでしょうか。これは特長という言葉にも置き換えられると思います。一人一人、性格やプレーにおける特長、癖であったりと違った個性があると思います。


 僕の場合、周りから一番言われ、自覚もしているのが「走力」です。これは僕自身の努力の積み重ねで得たもので、これだけは他の選手には負けたくないし、負けないと思っています。

 今までの僕のサッカー人生はこの一点に支えられてきたといっても過言ではありません。


 にもかかわらず僕は、走力という個性にコンプレックスを持っていました。


 走ることは意識と努力次第で誰でもできるようになるし、走れることだけではサッカーでは成功できない、そんな風に思っていました。実際周りからも、「それだけじゃ通用しない」という指摘や「サッカーやめて陸上やったら?」という自分としてはつらい言葉もかけられたりしました。


 そんなことから自分はこの大学2年間、ほかのプレーの部分で違いを作れる、ほかの「個性」も手に入れたいと思ってプレーしてきました。


 しかし、その結果この二年間でトップチームの公式戦には未だに一秒も出られず、今年に関しては公式戦の出場は新人戦の2試合のみでした。これはおそらく自分が小学校からサッカーをやってきた中で、最も短い出場時間です。


 こういった苦しい時間を過ごす中で、自分なりにどうしたらいいのか考えたり、いろいろな方にアドバイスをもらい、一つの結論に辿り着きました。


 それは、もっと自分の個性を信じてがむしゃらにプレーしてみようということです。


 勿論、技術面をトレーニングで向上させたり、サッカーをもっと知ることは必須です。でも、自分にとってすぐに心掛けられて、調子の良し悪しにかかわらずいつでも出来ることは、走ることです。


 今年度退官された、顧問の瀧井敏郎先生が僕たちによくおっしゃる言葉に“difference is beauty”という言葉があります。

 サッカーは不思議なことに、上手い人から順に11人が選ばれてプレーするわけではありません。(もちろん技術は大切ですが)いろんな個性が持つ選手たちから、戦術にフィットするメンバーが選ばれます。全く同じ個性を持つ11人がピッチに立ったとしたら、どんなに技術が高くても試合には勝てないし、魅力のあるサッカーはできない。一人一人が自分の個性を発揮し、チームのために闘うことが強さに繋がる、と僕は思います。

 自分の個性を最大限に発揮して、チームに貢献することが自分の価値を高める一つの方法ではないでしょうか。


 そしてこれはオフザピッチでも同じことが言えます。


 新チームが始動し、3年生を中心にチーム作りが進められています。学年や立場に関わらず、自分の意見を発信し、それぞれの個性を最大限に活かして全員が活動に取り組めば、オンザピッチ・オフザピッチともに良い成果が得られるはずです。


 まとまりのない文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


 次回はツッコミという強烈な個性の持ち主、3年生の柴田普天くんです!別にボケてない時でも突っ込んでくる、素晴らしい反射神経を持つヒロくんがどんなことを書いてくれるのか楽しみです。よろしくお願いします!



特集記事
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
ソーシャルメディア
タグから検索
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page