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Vol.43「自分とは」2年 荒川滉貴

初めまして。

学芸のエース色摩大先輩から紹介をいただきましたドリブルデザイナーアラドーナこと荒川滉貴です。この学芸大に入ってから初めて色摩先輩からありがとうという言葉をもらうことができて、嬉しさのあまり溢れ出る涙でもう文字が打てそうにないのでこれでおわり、、ということはできそうにないので少しだけ自分の今思っていることを書かせてもらおうと思います。このようなものを書くのが苦手なので読みづらいものになってしまいますが読んでいただければ幸いです。



その前にまずは自己紹介をさせてもらいます。出身は東京で、高校のときはFC東京U-18に所属していました。今アメリカで活躍している半谷くんは僕の中学時代からの先輩でたくさんお世話になりました。そんな私が周りの人たちから勘違いされていることがあるのでこの場を借りて言いたいと思います。私の性格の話ですがよく周囲の人たちからサッカーをしている時、静かだとか真面目だとか何故そんなに落ち着いているのかとよく言われることがあります。1つだけ言っておきたいのは僕は静かでも真面目でも落ち着いてもいません。静かと言われるのはなにかと集中しようとした時に声を出すのはあまり好きではないタイプであり、真面目と言われるのは静かに黙々とやるとそのように見えてしまうだけで、落ち着いて見えるのも緊張で硬くなった姿が逆に落ち着いているように見えてしまうといった感じで周りの人たちから思われている感じと本来の自分は少し違うように感じます。みなさん覚えていてください。



というように自己紹介はこのぐらいにしておいて本題に入っていきたいと思います。私が書くことのテーマは「自分とは」ということについてです。まず「自分とは」とはどういうことなのか。正直言ってみたものの私自身でも説明が難しいものです。簡単に言うと私とはなんなのか。どういった個性や特徴からできているのかということですね。私自身この「自分とは」というものに悩んできました。



中学の頃までの私は「自分」は走れてドリブルもできる選手というふうに自分について考えていました。それしか特徴がなかったしそこは他の人より優れている方だと感じていたからです。しかし、ユースに入団し周りのレベルがどんどん上がって高校2年になる時にふと思うことがありました。(おれの特徴って何だ。)そんなふうに単純に思いました。中学の頃までは武器だと思っていたドリブルも周りにはもっと上手い人たちがいて、走ることに関しても自分よりももっと走れる人がいて自分の武器ではないのではと思うようになりました。ポジションでおいてもサイドバックをやることが多くあり、たまにボランチやサイドハーフもやるといった感じにポジションが定まっていませんでした。



その時に「自分とは」というものに悩み始めることになったのです。監督やチームメイトから私の特徴について職人であったりどこのポジションでもできるというように言われることが多くあり、嫌ではないし悪いことでないのもわかっていましたが、どこかそれは武器ではないのではないのかと疑問に思う自分がいたことも事実でした。周りには強烈な個性を持つ人たちばかりで自分だけ特徴がないのではと不安になることも多々ありました。しかし、そんなふうに考えている間でもチームはより良い方向に向かっていてクラブユースで優勝したり、プレミアリーグで優勝したりしていました。そんな好調であったチームに隠れるかのように自分の問題から目を背けている自分がいました。



そんなモヤモヤを感じながらも学芸大学に進学しました。この時にようやくその疑問に目を向けるようになったのです。きっかけは単純で昨年の関東リーグにたくさん出場させてもらったもののチームの勝利に全くと言っていいほど貢献できなかったからです。四年生が引退する最後の試合の昨年の東海大学との試合の時もキーパーとの一対一で決めることができないし、かといって他の人に点を決めさせるようなプレーもできないまま終わってしまいました。この時に自分が試合に出てるということで出れてない選手もいるなかでこんな自分が試合に出ていいのかと悩むというか落ち込んでいました。



どうして良いのかわからない私はとにかくいろんな先輩と話してアドバイスをもらっていました。そんな中将磨くんに言われた一言がそのときの自分を変えてくれたように思います。「それが自分なんだと認めてあげることが大事。」ということです。自分が悩んでいた問題の根本的な解決にはなっていないかもしれませんがこの言葉に救われたように感じます。

今まで自分のプレーだったりにネガティブに考えがちでしたが、色々なポジションができるのが自分であり、それには良い悪いもない。そして、ドリブルができること、守備ができること、それが自分であり他人と比べてそれを自分の特徴じゃないなんて思う必要なんかなくて、それが自分であり、そこを表現していくしかないなと思い今までの悩みがすっと消えたまではいきませんが気にする必要はないと考えられるようになりました。また、自分の良いところ悪いところ区別して考えていたものも総じてそれが自分なんだと考えるようになりました。そう考えるようになってから自然と前まで色んなことをネガティブに捉えていた自分がほんのすこしポジティブに考えるように変化していたのです。



この考え方が良いのか悪いのかはわかりませんが自分はこの考え方が自分に合っていると思います。自分というものを認めてあげることで自信を持つことにつながりそれによって色んなことをポジティブに考えられる。これは非常に良い影響でそれがこの前の試合の色摩くんへのアシストにつながったのだと思います。笑



しかし、その中でも変えていかなければいけない部分であったり、もっともっと強くなっていかなければいけない部分があり、そこから目を背けてはいけないわけで自分というものを認めてあげるのと同時に自分をより良い方向に変えていくことも大事だと思ってます。むしろこれからはそっちの方が大事だと思ってます。



私の目指しているところは鈴木翔太くんのいるプロの舞台なのでもっともっと自分をレベルアップさせて、さらにプロの選手であれば誰でもひとつは持っているような誰にも負けない武器をつくって強い選手になっていきたいと思います。

そして学芸大学の一部昇格に貢献できるように頑張っていきたいと思います!



長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。


次は嘘しか言わないと言われている岩田光一郎くんです。後輩を飯に連れて行くと言いながら一回も連れていかないなど毎日のように嘘をつき続けるこういちくんがブログには本当のことを書いてくれるのか。それともまた嘘をつくのか。楽しみですね。期待しましょう。





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