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Vol.74 「感謝の気持ち」3年服部遼太郎

来季から主将を務めることになりました、B類保健体育専攻 服部遼太郎です。


簡単に自己紹介をさせていただきます。

東京都出身で小学校6年間を地元の落合サッカークラブで過ごしました。中学、高校はJFAアカデミー福島で静岡県御殿場市にある寮で6年間を過ごし、その後推薦入試を経て東京学芸大学に入学しました。



これまでの大学生活を振り返ると、入学当初に描いていた理想とは程遠い大学生活となってしまいました。



僕自身、大学に入る直前に膝の手術、入学してからは幾度の肉離れなどの怪我により、大学生活の中で1年もプレーできていない現実があります。



この約3年間の中で、自分を見失うこともあったし、自信を失っている自分もいました。



しかし、この大学生活の三年間で誇れることは最高の仲間に出会えたことだと思っています。


辛い時期に同期をはじめ、蹴球部のスタッフや中学高校でのコーチ、先輩、後輩、学校の友達など、多くの人に励まされ、支えてくれたことで、こうしてまた全力でサッカーをすることができています。



今でも自分の気持ちに対して体の状態が追いつかず辛いと感じることもあるのは事実です。



あれだけサッカーができることの幸せを学んだはずなのに、時間が経つにつれサッカーができることを当たり前に思ってしまう自分が嫌になることもあります。



学生としてプレーできる最後の一年間、サッカーができる幸せ、感謝の気持ちを忘れずに全力でプレーしていきたいです。



話は変わりますが、

昨シーズン、関東リーグから都リーグへの降格が決まりました。

チームとして、このままの組織では関東リーグに一年で戻ることはできないと僕自身思っています。



ピッチ内外含め、部員一人一人が強い覚悟と責任を持ってこれからの一年を過ごしていく必要があります。きっと部員一人一人が変わればチームも変わり、それが自然と結果に変わってくると僕は信じています。

そのためにも、全員が同じ目標を持ち同じ方向を向いて努力を継続していくことが必要不可欠です。このチームならできるし必ず目標を達成できると信じています。



僕自身、来季主将として自分ができるすべてのことを一年間でやるつもりです。

ただ、一人でできることは限られています。



ここの部員全員には強みがあり、各々が様々な才能を持っています。

それらを、学年関係なくチームに貢献できる環境を作り、部全体でまた学芸らしく一体感を持って一歩一歩進んでいきたいです。




また、この1ヶ月間たくさんのOBの方がこの状況を踏まえ、力を貸そうと動いてくださいました。

同時に目には見えないところで先輩方が蹴球部のことを気にしてくださっていることも知りました。


もちろん、私立とは異なって難しい部分もたくさんありますが、学芸にしかない良さは沢山あります。

それを生かして、与えられた環境で自分たちは全力を尽くしていくだけだと思います。

それが今の蹴球部員の義務だと思います。




最後になりますが、来季自分たちが掲げる目標は簡単なものではありません。例年とはまた異なる厳しく長いシーズンが待っています。


先ばかりを見るのではなく、しっかりと目の前の課題に目を向け一つ一つクリアしていくことが、このチームにとって一番の近道だと思います。


目標を全員で達成するために主将としてこのチームの先頭に立ち、342日後の参入戦を笑顔で終われるよう日々精進していきます。



来季も東京学芸大学蹴球部をよろしくお願い致します。

               服部遼太郎


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