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Vol.86 「食にこだわるわけ」3年 瀧口敏広



こんにちは。

3年A類保健体育専修の瀧口敏広です。


今回は私がこの3年間で意識するようになった、「食」についての自分なりの捉え方や考えを綴らせていただきます。


私は3年前にはるばるイバラキから上京し、一人暮らしを始めました。

初めての一人暮らしだったので、生活していて戸惑う事が多かった気がします。


しかし、食事に関して振り返ってみると、特に悩むことはありませんでした。



その日の気分によって「食べたいもの」を選択していたからです。


何もこだわりがなかったからです。



食材や栄養についての知識が全くなかった当時の私にとって、食べたいものを食べるという楽で安易な選択をしていたことは当然のことだったのかもしれません。

食べたものによって自分の体がつくられていくという認識が全くありませんでした。

食に目を向け、万全のコンディションで練習や試合に望まなければならないサッカーを10年以上もしていたのに。


特に現代はお金を払えばいつでも好きなものを食べられるという異常な環境であるため、食に対する管理は必要なはずです。




食を意識するようになったこれといった大きなきっかけはありませんが、買い物をして食材を選ぶという経験が積み重なったことが、食に関心を向けることにつながりました。


食を意識した生活を始めると、これまで何気なく行っていた食べるものを選ぶことがとても難しく感じられました。

ネットで調べれば栄養に関する情報はいくらでも出てくるし、書店に行けば食に関する本がずらっと並んでいるし、スーパーには数え切れないほどの食材や食品が置いてあります。

こうした莫大な情報に触れ、その中から今の自分の体や目的に適した食材を選ぶことは簡単なことではありませんでした。

ある食材を食べた自分の体と食べなかった自分の体を比べることはできず、ほとんどの効果は数値ではなく実感としてしか得ることができないからです。この食習慣にしたら日中眠くなることが少なくなったなとか、あれを食べると体が軽くて調子いいなといった感じです。そのため、結局は自分のフィーリングが大切なのではないかと思います。



そして、私は買い物の時に主に2つのことを意識しています。


1つ目は、出来るだけ調理や加工されていない生の野菜や肉を選ぶようにしています。自分で調理することは手間ではありますが、自分で調味料の量を調整したり、調理方法を選んだりすることができるため、思い通りの食習慣を目指すには必要不可欠な過程です。

自分が食べるものが作られていく過程を可視化できると、とても安心します。病気なのでしょうか。


2つ目は、加工品は必ず原材料名や栄養成分表示を目を通すようにしています。

パッケージや広告は企業によって情報が切り取られ操作されたものであるため、誤った認識で、無意識に不必要な栄養を摂取することを防ぐためです。

企業の最大の目的は利益を得ることであり、企業は規定の範囲内で情報を操作できる立場にあることを踏まえると、原材料名や栄養成分表示は誰も操作することができない事実であるため、非常に役立つことが分かります。


これを説明するためには、フルーツグラノーラが良い例でしょう。フルーツグラノーラと聞くと健康的なイメージがありますが、実際には大量の砂糖が使われていることがあります。そして、パッケージの裏面によく記載されている栄養のバランスを表したグラフにはその商品に多く含まれている栄養素の項目しかなく、糖質などの基準値を上回る栄養素や基準値に満たない栄養素の項目はありません。

理系の教科が苦手な人がテスト結果を友達に自慢するため、文系のテスト結果しか教えず頭いいと思われたい、という感じに似てますね。


健康食品に限らず、私たちの身の回りにはおいしくしてその商品への依存性を高めるため、大量の砂糖や油、塩を使った商品も数多く存在しているような気がします。これは私の経験に基づく勝手な偏見かもしれませんが。



こうして、3年間で食に対する捉え方が180度変わりました。

今では、食事の短期的な効果に注目しています。

体に良いものを摂ることによって、集中力が高まったり、精神面に余裕ができたり、翌日の体調が良くなります。

特に野菜に含まれている抗酸化作用は血管を良い状態に保つことに役立つため、パフォーマンス向上や疲労回復へとつなげることもできます。

こうした見方を持つことで、日々の心身ともに健康である状態の積み重ねが、結果的に病気を防ぐことにつながるという考え方をすることができます。

あの有名な点と点を結んだら線になっていた理論とほぼ同じような感じですね。



ここまで私の食に対する考え方を長々と書いてしまいました。これだけは誤解して欲しくないので最後に伝えたいのですが、私は外食することが悪いことだとは決して思いません。

確かに外食は自炊よりも栄養に対するコスパは悪いですが、外食では生活感のない非日常のような空間で食を自由に楽しむことができます。高いお金を払えば最高な食事に出会えるかもしれません。また、美味しいご飯を食べながら友人と話すことで貴重な時間を過ごすことができます。


こうした外食の良さは自炊を習慣化したことによって、より一層際立ちました。


これからも、こうした外食の二面性と上手く付き合っていきたいです。



まとまりのない文章とつまらない例えが続きましたが、ここまでコンビニのチーズケーキを食べながら必死に書きました。


自分のポテンシャルを最大限に引き出し、今年のチームの使命でもある関東リーグ昇格に貢献します!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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