Vol.87 「片想い」3年 只野遥
日頃より東京学芸大学蹴球部へのご支援、ご声援を賜り、感謝申し上げます。
こんにちは。
3年学生トレーナーの只野遥です。
今回で2度目の登場となるので、自己紹介は割愛させていただきます。
蹴球部内で、自分の置れている状況が片想いに似てるなと感じたのでブログのタイトルは「片想い」にしました。
では本題に入ります。
蹴球部にとって私は必要な存在なのか。
入部してから現在まで、自分の中で問い続けてきました。
もちろん、トレーナーは必要です。
トレーナーである私が言うのもなんですが。笑
でもそれが私でなければいけない理由ってあるのかなって思います。
トレーナーになりたくて、大学サッカーを経験したくて、蹴球部に入った。
自分のためにトレーナーをしていたのが、気づいたら蹴球部のためになってた。
入部して2年半が経って蹴球部が大好きになった。
私には蹴球部が必要。
でも、私は蹴球部に必要とされてない。
蹴球部のトレーナーが私でなければならない理由が見つからないから。
私の周りにいるのは、関東リーグに出場して、サッカーで蹴球部を引っ張ってきた仲間達。
ピッチ内外でチームに良い影響をもたらす仲間達。
みんな蹴球部の中で自分のいる意味を確立している。自分にしかできない役割を持っている。
間違いなく蹴球部に欠かせない存在。
私はそうじゃない。
ありがたいことに「遥は蹴球部に必要だよ」って言ってくれる人もいる。
でも、蹴球部という大きな集団から見ればトレーナーの人数は少ない。
怪我の判断、テーピング、リハビリ、やる人が少ないから価値を与えられてるだけ。
それじゃ駄目だと思った。
だから、自分の中で目標を立てた。
学生トレーナーとして高いレベルの環境にいること。
部員として自分の強みを見つけること。
そうすることで蹴球部に必要な存在になれると思った。
トレーナーとしての目標は1年の夏に掲げたものがある。
1年半それを目標に活動して、去年は駄目で、それでももう1年やって、ついこの間やっと達成することができた。
もちろんこれが全てではないけど。
次に自分の強みに関して。
学校では常に蹴球部をイメージしながら授業を受ける。
Jリーグや他の大学の試合を見るときも何か蹴球部に還元できるものはないか探してる。
練習後、家ではその日の活動を整理して、次の日の活動の準備をする。
この生活の中で見つけた部員としての自分の強みは
誰よりも蹴球部が好きであるということ。
"法政"の"女子"の"学生トレーナー"が何言ってんだと思うかもしれない。
好きは強みにならないと、そう思うかもしれない。
でも、
好きだから本気になれる。
ピッチに立たない私が、熱意を持って闘うことができる。
そして何より、みんなを信じることができる。
私はサッカーができない。だからこそサッカーではなく蹴球部のために時間を使うことができる。
だから、この強みはチームのことが大好きな仲間達にも負けないと思っています。
個人の目標を達成し強みを見つけた今、あとは自分の気持ちを蹴球部にぶつけるだけです。
来シーズンの目標、達成するために私にできることはなんでもします。
必要とされてなくても、必要と思ってもらえるまでがめつく頑張ります。
いつか蹴球部と両想いになれたらうれしいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
只野遥
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