Vol.96「誰にでもできること」2年 望月祐里
初めまして。
今回初めて部員ブログを担当します、2年マネージャーの望月祐里です。マネージャーが主ではありますが、今月から東京都リーグの学生幹事(学連)を兼任することとなりました。
まず、保護者の皆様はじめ、日頃より沢山のご支援ご声援頂いている皆様に心から感謝申し上げます。私自身、マネージャーとして活動する中で、誰かを応援することの難しさや大変さを身にしみて感じています。
どんな時も変わらぬ応援をして下さる方々にこの場を借りて改めて感謝申し上げます。
2020年もどうぞよろしくお願い致します。
早速本題に入ります。
私は、マネージャーの仕事が何一つとして好きではありませんでした。
水くみ、ボール拾い、ボトル洗い、SNSの更新、言ってしまえば「誰にでもできること」をするために、多くの時間とお金をかけている感覚でした。
だから私はもっと別の仕事がほしいと思い続けていました。
もっとやりがいがあって楽しい仕事ないの??と。
私には憧れの先輩がいます。皆さんご存知の竹下桃子さんです。
ももこさんはいつも、部活に来ると楽しそうで楽しそうで、でも楽しむだけじゃなくて、マネージャーの仕事1つ1つにこだわりを持っていました。
私はそれを見て、すごいなぁぐらいにしか思えていませんでした。ももこさんを目指していた一方で、私はこうなれない、とどこか逃げていたんだと思います。
気づけばももこさんは引退。グラウンドで一緒にマネージャーをすることはできなくなりました。
ももこさんだったらどうしてたかな、
ももこさんどうしてたっけ、
もっと色んなこと聞いとけばよかったな…
と思いながら、自分なりに考え動き、
それまでより少しは、練習中の好きではなかった仕事も頑張るようになりました。
そのうちボーッと練習を見ていることも少なくなっていき、今になってやっと気づいたことがあります。
水くみとか、ボール拾いとか、「誰にでもできるようなこと」だって、一生懸命やればやりがいのある仕事なんだ、ということです。
「自分にしかできないこと」をすると、それをしたこと自体に意味があるし、その先の影響もはっきり見えることが多いと思います。
だから例えそれが自分にとって面倒なことであっても、私の場合は頑張ろうと思えます。自分にしかできないことで、何かに影響を与えることができるなら。
一方「誰にでもできること」は、それをしたこと自体も、その先に現れる影響も、とても見辛いものとなります。例えば水くみとか、ボール拾いとかをして、いちいち「これ誰がしたの?すごいね!!ありがとう!」と言う人はいません。誰にでもできるので当たり前です。
だからマネージャーの仕事は嫌でした。直接勝利に繋がることができるわけでもなく、何をモチベーションに頑張ったらいいのかわかりませんでした。
だけど、「誰にでもできること」をやったとき、他の誰かがやらなくて済んだという事実が必ずあります。
誰かが水をくみに行かなくて済んだ、誰かがボールを取りに行かなくて済んだ、小さくても必ずあります。
さらに、その一つ一つを何となくではなく一生懸命やると、必ず見てくれている人がいます。感謝してくれる人がいます。
どんなに小さなことでも、チームのためになっているんだと実感できます。
だから私はもっと頑張って、マネージャーの仕事を大好きだと思えるようになりたいです。
昨年は沢山の人に迷惑をかけました。
今年は、関東リーグ復帰を成し遂げるために、できることを探して探して、どんなに小さいことでも片っ端からやってみようと思います。
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