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Vol.98「一生懸命」2年 武沢一翔

こんにちは。

2年B類保健体育専攻の武沢一翔です。

日頃より暖かいご支援・ご声援をいただき、感謝申し上げあげます。

今週から新シーズンが始動しました。

今シーズンへの期待、楽しみ、様々な感情があり、身の引き締まる想いです。

早速本題に入ります。

『一生懸命という言葉はグレー』

これは、高校時代のコーチがある日の点呼後の話で言っていた言葉です。

皆さんの周りには「一生懸命頑張った」という言葉を使う人が多くいると思います。僕もその一人です。

しかし、その人たちは命を懸けて、一生を懸けて、頑張っているのでしょうか。

私はそのような人たちは少ないのではないかと思います。

私は、誰よりも一生懸命練習に取り組み、一生懸命試合に取り組むことが自分自身の良さであり、上手い選手との差を縮めて、追い越す為の手段だと思っていました。

でも、この言葉を言われた時に私が取り組んでいることは何一つ一生懸命の領域にはないなと感じました。

一生懸命頑張っていると言ってその気になっているだけなのが現実です。これがグレーの領域だということです。

人より少し頑張っていることで満足していた自分が恥ずかしくなり、本当の一生懸命にならないとこれ以上、上のレベルにはいけないと強く感じました。

その領域に入るためには何が必要か考えた時、大きく二つのことが大切だと考えました。一つ目は、目標を明確に定めること。二つ目は周囲の環境にある、いらない雑音を排除することです。

まずは目標を明確に持たないといけないということ。それも自分の立場を理解した上で達成出来る事でないといけないと思います。昨年の私たちは、自分たちのレベルが高くないことを分かっていながら可能性が残る間は1部昇格という目標を口に出していました。でも、それを口に出している時に本当は残留争いに巻き込まれるだろうという不安や怖さがみんなの心の中にあり、そのような偽りの気持ちを持っていた人が多かったと思います。その中途半端な気持ちが練習のぬるさや終了間際の失点での勝ち点の取りこぼしなどに繋がってしまった原因の一つだったと感じています。だから、自分に嘘のつかない目標を立てることが必要不可欠です。

次に、周囲の環境にあるいらない雑音を排除すること。その雑音とは、サッカーで向上するためには必要のない遊びへの誘惑などの事です。今まで規律などで制限されていた高校までの生活に比べて、大学では多くのことが自由になり、経験できる分、自分で判断、決断することも増えてきます。そこで甘い誘惑に負けず、正しい方向に進むことや、負けたとしてもすぐに軌道修正することが目標に突き進むために大切なことだと思います。

友達と遊ぶことや一日何もせずゆっくりすることも必要な時は絶対にあると思います。でも、休んだり遊ぶことばかりしていても成長しないのは当然の事です。もっともっと練習して、サッカーに注ぐ時間を増やしていかないとこの先はないと最近改めて実感しています。

今シーズン都リーグだからといって容易に勝てる訳がない。自分たちのレベルを再認識してチャレンジャー精神をもってリーグに入らないと足元をすくわれると思います。謙虚さを忘れずに24時間をサッカーのためにコーディネートする。それもチーム全員が。

そうすれば、真の一生懸命の領域に入れると私はそう思います。その結果、必ず目標を達成出来ます。チームとしても個人としても。必ずです。

何がなんでも一年で関東リーグに戻るためにチーム一丸となって突き進みましょう。

私自身も一年生の頃から試合に出させていただいているのにも関わらず、昨シーズンは不甲斐ない結果に終わってしまいました。その悔しさを晴らす為にも今シーズンは得点、アシストの数字にこだわりつつ、チームの勝利に貢献出来る様に「一生懸命」頑張ります。

今後とも東京学芸大学蹴球部の応援をよろしくお願いします。



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