卒業Diary.1 寺田知弘
タイトルは大好きなMr.Childrenの曲名です。くさいですね、、まるで澤野のようです。文章は全くくさくないのでタイトルだけはくさくいきました。いい曲なので聞いてみてください。
光栄なことに卒業ダイヤリーのトップバッターを務めさせていただきます、東大附属出身、4年GKの寺田知弘と申します。拙い文章ですが最後まで読んでいただけたら幸いです。
最初に我らがキャプテン宮地裕二郎からの質問に答えたいと思います。
Q1 休日は合コンしかしないらしいですが合コンの素晴らしさを教えて下さい。
一つ訂正しておきますが、合コン‘しか‘してないなんてことはないです。
やはり出会いの場であり、色々な人と出会え、いろいろな考え方を吸収できるという点ですね。皆さん遊べるのは大学生の時だけです。沢山遊びましょう。個人的には光一郎(3年岩田光一郎)、宮川(2年宮川滉大)の今後の活動には期待大ですね。特に生粋の女好きの宮川には期待しています。
Q2 平日は小野隼平に遊ばれていますが、小野隼平のことどう思いますか?
遊ばれていません。遊んでいるのです。隼平とはもう友達以上恋人未満の関係ですね。最近、進路が同じということもありほぼ毎日この男とずっといますね。もしかしたら来年からも一緒にいるかもです。
隼平との出会いは入試の実技です。同じチームで受けていました。その時は青森から出てき鼻の曲がった田舎っぺだと思っていました。そんな隼平が今では俺を使いっ走りにし、8歳差の子に本気で恋をするほどになっています。かなりの成長ですね。
隼平はご存知の通り常にふざけていますがたまに物事をズバっと言ったり、常に先のことを考えて行動できたりします。自分には出来ないことなのでそう言った部分はちょっとだけ尊敬し、刺激を受けています。
隼平でこんなに文字数を取られるのは気に食わないですがまじめに書きました。とりあえず皆さん、隼平の叶わぬ恋が成就することを祈ってあげてください。
Q3 大学生活の1番の思い出はなんですか?
大学生活1番の思い出は先日のアイリーグ初出場です。4年目にして初めての出場、前日からかなり緊張していました。日程的な運もあり、出場できただけで、決定的な仕事をしたわけでもなかったですが勝った時はほんとに嬉しかった。そのあとに昇平や隼平、最上、ひろと応援しに来てくれていた学科の人達と行った温泉と焼き肉はこの上なく気持ちよかったです。ただ、家に帰って一人になった時、この気持ちを4年間味わえて来なかった悔しさがどんどんと押し上げてきました。その時の気持ちは一生忘れることはないと思います。
この一日が大学生活で一番の思い出です。
それでは本題に移りたいと思います。卒業ダイヤリーで何を伝えようと考えましたが、私は文章を書くこと伝えることが得意ではないので、自分の4年間について書こうと思います。そこから何か汲み取ってくれるとありがたいです。
私は東京大学教育学部附属中等教育学校という国立の弱小校から蹴球部に入部しました。高校時代は部長兼キャプテンであった自分が全ての練習メニューを考え、練習をしていました。人工芝という素晴らしい環境がありながら、全体練習は週4、塾やバイトで練習を休むのは当たり前、どんな理由で部活を休んだとしてもお咎めなしという環境でサッカーをしてきました。僕自身も頭を使ってサッカーをしたことはなく、キーパーは来たボールを遠くに蹴り、ゴールを決められなきゃいいと思いプレーしてきました。
そんな環境でサッカーをしてきた私ですがチームの中では一番上手く、対戦するチームの監督からほめられることもあったので大学でも少しは通用するのではないかという自信を持ち、サッカー部に入部しました。
しかしこのあまりにも身の程知らずの自信は1日で崩れ去りました。「入った」と思ったシュートを余裕で止める当時トップチームでスタメンだったマコ君(OB木村真)のセービング。このレベルには絶対なれない。私はトップチームのスタメンをこの時あきらめてしまいました。この時のマコ君のセービングは今でもはっきり覚えています。
入部してからは練習についていくのがやっとでした。蹴ることしかしてこなかったためボールを止めることができない、出すパスはすべてはねてしまう。シュートはただ止めればいいと思っていたため、正面のボールもキャッチできない。チームメイトには迷惑をかけまくっていたと思います。本当に申し訳なかった。
少しでも上手くなりたいとは思っていましたが、やっていたことと言えばグラウンドにできるだけ長くいる。長くシュートを受ける。ということだけ。目標は当時Cチームで一緒にやっていた幸平君(OB大岩幸平)や天地君(OB佐藤天地)にできるだけ近づくこと。全く明確化された目標ではなかったため、自主練をしていても明確な課題に向けた練習ではありませんでした。入部当初は序列的に自分の下にいた俊(3年岩田俊太朗)と豊(3年豊田航希)にも抜かれていきました。悔しいとは思っていましたが俊はJリーグの下部組織にいたし、豊は全国にも行っているし、と過去に言い訳を作っていました。ただ、ボールは止めて蹴れるようになった、キャッチできるボールは増えてきた、上手くはなってきているという実感はありました。ただ、それはスタートラインが低すぎただけ、スタートラインが低ければ伸び幅は他の人より大きい。当たり前の話です。
そんな私が危機感を覚えたのが3年生になってから、チームでの自分の存在意義について考え始め、少しでもチームに貢献できるようにと0時まで五十嵐(3年五十嵐康平)と全員分の応援歌を考えたり、応援でコールリーダーを率先してしたりなどチームでの存在意義を無理やり見出そうとしました。
このようなピッチ外では努力をしましたがピッチ内では変わらず目標は澤野(OB澤野善尋)やネモ(M1根本将)やもりたつさん(OB守屋樹)に追いつくこと、アイリーグに出ることは最初から諦めていました。
そしてあっという間に来た最後のシーズン。最後こそはと思いアイリーグに出るために努力しましたが、時すでに遅し、前期は一試合もメンバーに入ることができませんでした。
そして後期開幕の前に行われたアイリーグ決起集会。慎也(4年百瀬慎也)や昇平(4年藤田昇平)らディフェンス陣で頑張ろうといっている輪の中にいるのは前期のすべての試合に出場した俊。本当に悔しかった。楽しいはずの飲み会が全く楽しくなかった。4年生中心に1部昇格のために頑張ろうとしている中、守備の要であるキーパーで出ているのは3年生の俊。家に帰ってから大学サッカー生活の中で初めて悔しくて泣きました。後悔するのが遅すぎますね。
そして、日程的な運もあり出場することができた後期第3節の共栄大学戦、勝てた時は本当にうれしかった。その反面この気持ちを味わえて来なかった4年間の悔しさも感じた。
そして今、引退が間近に迫り真剣にサッカーに取り組むのも人生であとわずかになってきています。多くの後悔が残る4年間となってしまいましたが、ここまで真剣に4年間サッカーをやり抜けたこと、そして満足はしていませんが基礎の基礎ができなかったへたくそがここまで上手くなれたことは誇れます。
4年間の多くの後悔の中で一番の後悔は明確な目標を持ってこなかったこと。人と比較した目標ではなく自分自身が達成すべき目標を立ててください。そしてまずは自分のカテゴリーの試合に出ることを目標に努力していってください。あるBチームの1年生が4年後に関東リーグに出られるように今は自分のことに集中するということを言っていました。もちろん関東リーグに出ることも大事ですがまずは目の前のアイリーグに出るため、チームが勝つために一つ一つの練習をがむしゃらに取り組んでください。
そして、多くの人に様々なことを聞き学んでいってください。今持っている知識、考えていることが正しいとわかるのは周りの意見を聞いてからです。聞かずに正しいと考えているのはただのエゴです。その点では練習中、試合中うざいほどに聞いてくる小菅には期待しています。続けていってください。
最近「意識の高い人=みんなが通るレールの先を行く くせが強いな人=そもそも違うレールを行く」ということを目にしました。学芸大学は様々な面で環境が悪い分ただ「意識が高い」では他の大学の人たちに間違えなく負けます。みんなは「くせが強い意識の高い人」になってください。自分もそうなれるように頑張ります。
最後に
監督、大くんをはじめとしたスタッフ陣の方々、慎也さん、名古屋の姉さん
様々なサポート、ご指導、ご鞭撻をしていただきありがとうございました。4年間が充実したサッカー生活になったのはサポートしていただいた方々のおかげです。本当に感謝しています。
先輩
様々なところでお世話になりました。ありがとうございました。
入学前からお世話になった澤野をはじめとしたキーパー陣の先輩方、いつもいじめてくるネモとかもいましたが感謝してもしきれません。ありがとうございました。
後輩
何かと至らないことが多かった先輩ですが、絡んできてくれてありがとう。一緒にプレーをしてきてくれてありがとう。
特に4年間で一緒にサッカーをしてきた時間が一番長い俊と豊。2人にはほんとに迷惑しかかけてこなかったのに、文句ひとつ言わずについてきてくれてありがとう。たくさんいたキーパーの先輩方が抜けた今年、本来であれば最上級生の俺が色々と教えて伝えていかなくてはいけないのに学んでいたのは俺の方でした。申し訳ない。二人はほんとにいいライバルであり、良い仲間だと思います。これからも切磋琢磨して謙太郎やヤスのことを抜かしていってください。応援しています。
同期
こんなポンコツを最後まで見捨てずにチームの一員としてサッカーをしてきてくれてありがとう。感謝しかありません。
みんながみんな違う考えをもち、様々なところで刺激を受け成長することができました。この学年の一員でよかった。心からそう思います。
あと少し全員で命がけで残留をつかみ取りましょう。
家族
幼稚園年中から17年間ここまでサッカーを好きになり、サッカーを続けられてこられたのは家族のみんなのおかげです。サッカーを始めさせてくれてありがとう。サッカーをここまで続けさせてくれてありがとう。これからも何かと迷惑をかけていくと思いますがよろしくお願いします。
最後の最後に誕生日が同じであり、学年一のストイックゴキブリである深谷陸也君に質問をして終わりたいと思います。
Q1.部内に似ている顔が沢山いる深谷くんですが今後を期待する芋会のメンバーは誰ですか?理由も教えてください。
Q2.サッカーにおいて誰よりもストイックに取り組み様々な方法を試してきたと思うのですが、4年間曲げなかったポリシーがあれば教えてください。
Q3成人式の時、夜に車で色々楽しんだということとそれを親に聞かれたという噂を聞いたのですがこれから成人式を迎える後輩達に楽しむコツと注意点について教えてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。アイリーグはあと2試合、関東リーグもあと3試合残っています。最後までサポートよろしくお願いいたします。
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