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卒業Diary.11 藤田昇平

みなさんこんばんは。このたび卒業ダイアリーを担当させていただきます、A類保健体育専修4年の藤田昇平です。まずは、まだシーズンの途中ではありますが、多大なるご支援・ご声援をありがとうございます。チームは依然苦しい状況にありますが、一体となって駆け抜けていきますので、最後まで、また来シーズンも引き続き応援のほどよろしくお願い致します。


それでは例にならって、「漢・アルハラ・戦う姿勢」が代名詞らしい永吉の質問に答えていきます。

と、そのまえに。永吉とはポジションも同じセンターバックであり、四年間のほとんどの時間を同じカテゴリーで過ごしました。なので、僕は勝手にライバルだと思っています。紅白戦のサブ組でセンターバックを組んだ時はお互いけなしあったり、どっちかがメンバーから外れてベンチから悔しさを噛みしめサポートしたりすることもあったと思います。懐かしいですね。最高のライバルだったよ、ありがとう。この辺にしときます。


Q1.チームの人気者藤田くん。どうやったらそんなに友達が増えるのでしょう。人とうまく話せない僕らにアドバイスをお願いします。


まず、人気者ではないですが、本当に多くの人と良好な関係を築くことができているという自負はあります。そして、これは特に意識している訳ではないですが今思い返してみると、「僕がみんなの人気者」なのではなく「みんなが僕の人気者」なのだと思います(笑)たくさん仲良くしてくれてありがとうございます。この人どんな人か分からないけど、仲良くしてみよう、お話してみようからから始まって、(ここでいう、「みんな」とは主にいつも仲良くしてくれる先輩後輩同期を指します。)悪く言えば人たらし・八方美人なのでしょうけど、人の良いところや長所を認めてコミュニケーションをとるのは大切だと思います。あと、思いっきり笑顔で相手の懐に突っ込むのも大切ですね!

楽しむところは楽しみやるときはやる、信頼できる人たちに囲まれて幸せ!!


Q2.「アラート」という言葉をチームに浸透させてしまうほどの影響力を持つ藤田くん。そんな藤田くんが尊敬している人物がいれば教えてください。


間違いなく学科のみんなです。応援したり、応援されたり。そして、一緒に授業を受けてふざけ合ったり、馬鹿なことしたり。部活やってる人は目つきが変わる。みんなの部活の応援にいくと、たくさんの刺激をもらっていました。(もちろん、大真面目にふざけることができるのも素敵。)また明日も元気に学校に行こう。また明日も全力で練習しよう。そんな気にさせてくれる人たちでした。えーほのみんなありがと~う!


Q3.今シーズン規律委員としてチームをまとめてくれた藤田くん。チームに対して、彼女に対して、愛を語ってください。愛ってなんですか?


愛ですか。難しすぎます、まだ愛を語れるにふさわしくない人間ということなのでしょうか。永吉からの叱咤激励だと思い精進していきます。

ただ、チーム愛について四年間を通して言えることがあるので記します。チーム愛をみんな持っていると仮定して、その表現方法は本当に多種多様なものであると感じます。例えば、僕や慎也なんかは言動にすぐ出ますが、雄大は冷静に状況を見極めここぞで発信するタイプ。前者は愛しているがゆえに出る行動ですし、後者もまた然りです。後輩のみんなはこれからチームを作っていくうえで、チーム愛をそれぞれの方法で表現していくと思いますが、自分のやり方をしっかり持ってチームに愛を還元していってください。期待しています。必ず最後に愛は勝つ!



前置きが長くなりました。

口下手で拙い文章ですが、何かが伝わってくれればと思います。

それでは本題に入っていきたいと思います。


僕がこの4年間で感じた大切なことがあるので、それについて記していきたいと思います・


このブログを読んでいる皆さんはサッカーというスポーツをどのように捉えていますか?

「長方形のフィールドの両端に置かれたゴールにボールを入れる又は入れられない、を競うシンプルなスポーツ」

「脳から最も遠く判断が遅れる足でボールを扱わなければならず、ミスが多くて複雑なスポーツ」

おそらく多くの人が、シンプルでもあるし複雑でもあると、その二面性を訴えると思います。ですが、僕がこの蹴球部に入部してからその4年間の大半を、ピッチの中では特にサッカーというスポーツの「難しさ」と向き合っていたような気がします。


その「難しさ」に何度も挫折しそうになったり、サッカーを嫌いになったりしたことがありました。おそらくこういう気持ちになった人は多いのではないでしょうか。

自分のミスで負けた試合、自分のミスに仲間を巻き込み苦しめてしまった時、自分のところでうまくボールが回らなかった試合、あと50㎝足が届かなくて失点した試合、思い返せば本当にキリがないくらいあります。

僕にはこれといったプレーの特徴もないですし、絶対的な武器や譲らないこだわりがあるわけでもないです。ですが、大学4年間を通して、上に記したミスや失敗に真摯に向き合ってきたと思います。自分のミスがどのような状況で生まれ、自分はどのような判断を下し、どんな結果をもたらしたのかなどを自分の中に記しておく必要があります。次に同じような状況(全く同じ状況になることはない)になったときに、正解を導き出すことが出来なくても、より正解に近い判断を下せることができます。例えば試合中にパスが来て「あ、これこの前のおれだったら取られていたな」「ファーストタッチをこう置いたからか」とか感じることは年月を重ねるごとに多くなっていきました。試合中に、試合後に、漠然とで良いから振り返り、練習で意識してみて、試合で試して、成果と課題を実感する。本当に単純なことでしたがこういったことを繰り返してきました。


後輩たち、特に現在Bチームの後輩たちにはとくに伝えたいです。ミスは悪いことじゃないです。多分、ミスが怖くてプレーができないとか、ミスした後にミスが続いてしまうとか、たくさんの人が感じているのではないでしょうか。でも、大丈夫です。サッカーは人間がやるものですし、機械のように毎日同じ動きや判断を繰り返すことができるわけではないです。以前は出来たものが出来なくなることもあり、同じ状況を迎えても違う判断を下すこともあります。しかし、一度得た知見を簡単に忘れることはないと思います。そして、巡り巡って、次の状況でその知見が活かされるのだと思います。ミスや失敗と向き合うことの価値は、そこにあります。


僕の近くでプレーしたり、試合の応援をしたりしたことがある人は聞いたことがあるかもしれません。

僕はよく「大丈夫!大丈夫だから。」というふうに「大丈夫」という言葉を使います。誰かがミスしたとき、失点したとき、みんなや自分が落ち着かない時など本当に様々な場面でよく使います。実際にミスや失敗が起こっているし、失点してしまっているのだから、本当の意味で大丈夫じゃないのかもしれない。けれど、その失敗で何かが無駄になるわけではないし、人生が終わるわけでもないです。むしろミスや失敗で動揺していたり、適切な判断が下せないような心理状態になったりするくらいだったら、根拠はないけどとりあえず「大丈夫、大丈夫」と自分たちにいい聞かせた方が効率的です。そのあとに振り返ってフィードバックすればいい。過去を振り返ることはあっても、それが現在や未来の足かせになってはいけない。

これが、僕がよく試合中に発していた言葉の真理です。

だから、ミスを恐れずにプレーして、万が一ミスしてしまってもとりあえずは「大丈夫」、そのあとに振り返って分析して次に活かそう。これは、何もサッカーの試合中に限ったことではありません。サッカー以外のスポーツでも、新チームの組織作りでも、子どもたちと共に創る授業でも、全く同じことが言えると思います。長いようで短い人生の中で、また大学生活4年間の中で、試合90分の中で、ミスしてくよくよしてたら時間がもったいないです。そのミス自体よりも、ミスに対する姿勢を変えるべきだと思います。これは自戒を込めてですが。

これが、僕が少なくとも4年間意識してきたことです。何かを感じ取ってくれれば幸いです。


そして、今チームは非常に苦しい状況にあります。シーズンが始まる前に、このチームを絶対に一部に昇格させて、大好きな後輩たちに良い想いをさせてあげたいと誓った3月。それはBチームに落ちた4月から何も変わりませんでしたが、結局何も貢献できませんでした。本当に無力でした。申し訳なく思っています。


でもまだ終わったわけではないです。

「必死にやっていれば、苦しい時は仲間や周りの人が支えてくれる」というのは決して綺麗ごとではないし迷信でもないと思います。裕二郎をみんながサポートしたのもあいつが手を抜かないのをみんなが知っていたから。関東リーグの応援で声を張り上げてサポートしているのは、目の前で戦う選手たちが120%の力を出していることを知っているから。僕たちは、東京学芸大学の蹴球部はそれが周りに伝わるような活動を少なくともこの1年間はやることができたのではないかと思います。だから大丈夫です。

みんなであと少し、やるべきことは全てやって、絶対に残ろう。俺たちなら、大丈夫!

これを読んでくださっている皆様も、残り数試合の関東リーグ・Iリーグ共に熱い応援のほどよろしくお願いいたします。


最後に、この場をお借りしてお礼させていただきたいです。

スタッフの方々ご指導いただきありがとうございました。サッカーのことはもちろん人として、組織の一員として多くのことを教えていただきました。ありがとうございます。


まだ会うであろう後輩たちにはこれからもサポートして、感謝の想いに代えさせていただきます。みんなサポートされるべき、愛されるべき後輩たちだから。


そして、同期のみんなには感謝してもしきれない。みんながいなければサッカーしていたかさえわからない。みんなが僕の全てを作ってくれたといっても過言ではないです。ありがとう、そしてこれからもよろしく。


また、小さい時にサッカーの楽しさを教えてくれた方々にも感謝申し上げます。中学・高校と育ててくれたソシオは蹴球部のみんなに比べたら名もないサッカークラブだと思いますが、僕を人というレールに乗せてくれた、愛してやまないクラブです。ありがとうございます。


では次の人にバトンタッチしたいと思います。

次は、ピッチ内とピッチ外の振る舞いのギャップが世界一、いや宇宙一大きい慎也です。

慎也も、冒頭に触れた永吉同様、大きな影響と刺激を与え続けてくれたうちの一人です。そして、ピッチ外でも意外と一緒にいたよね(笑)何はともあれ、一緒に多くの試合に出場し、足が止まりそうになった時、うまくいかなかったときに慎也という大きい存在に引っ張られるようにして、なんとかやってくることができました。ありがとう。

そんな慎也に質問!


Q1.オシャレで有名なしんやくん。オシャレに気を遣っているようですが意識していることはなにかありますか?


Q2.蹴球部、言動がおかしいランキングNo.1のしんやくんですが、1番言動がおかしいエピソードを教えてください。


Q3.あと、聞きたいことはSNSでは公表できないようなことなので、最後の質問は適当に聞きます。休日の過ごし方と試合の日の過ごし方を教えてください。


慎也よろしく!


最後に、ラストシーズンを共にしたBチームのみんな。

もちろん悔しい想いもしましたが、最高に楽しいシーズンでした。

サッカー以外でも手を抜かないこと、仲間を素直に応援する気持ち、おかしいと思うことはしっかり伝える、ミスしても失敗しても何度でも立ち上がり挑戦すること、色々なことを同期や後輩たちから学びました。

大くんやトレーナー、スタッフ、一緒に闘えてよかった。

そしてなんといっても(笑)「サッカーって最高!」って何度も思い出させてくれました。本当にありがとうしかないです。最後くらい、可愛くて大好きな後輩たちにいい思いさせてあげたいなぁ。

Iリーグ vs東京国際大学 14:00キックオフ @東京学芸大学

ぜひ会場に足を運んでいただき、皆さんの力を貸してください。


そして最後の最後に、母親に。

女手一つで僕を育ててきてくれてありがとう。長かったサッカー人生の中で、朝早くから起きてご飯を作ってくれたり、出るかわからないのに少しでも可能性があるならと遠方に応援にきてくれたり、悔しくて家で機嫌悪くなってしまったりとたくさんの迷惑をかけました。春前に「関東リーグに出てチームに貢献する」と約束したのに、Bチームでプレーすることが決まった日には「どんな所でも、そこが昇平のいるべき場所なんだよ。応援してる。」と背中を押してくれました。最高にカッコいいぜ、ヨーコ!

最後くらい、僕のカッコいい姿をまじまじと目に焼き付けてもらいたいと思います。ありがとう。


僕に関わってくれたすべての人たちに感謝を込めて。



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