卒業Diary.20 藥袋和輝
OB・OGの方々、今シーズンも多大なるご支援ご声援、有難う御座います。
長きに渡り守り続けてきた関東リーグの座から都リーグへ降格という結果となってしまい大変申し訳ありません。残りの1試合もチーム一丸となり全身全霊をかけ闘いますので、ご支援ご声援よろしくお願い致します。
今回卒業ダイアリーを担当しますA類情報教育選修4年藥袋和輝です。
まず始めに、大学1年のクリスマスの日に悲しく2人だけでボールを蹴った思い出のある、彼女大好き滑舌悪すぎな永遠のライバル、柴田将磨くんからの質問に答えていきましょう。
Q1.「薬袋、仕事しろ!」と同期からよく言われていますが、どうして仕事しないんですか?
バカ!!!!!!
蹴球部では稀有な存在である情報科なのでパソコンを使う仕事(ビラ、告知画像、MDP、MV作成など)に関わって仕事をしていました。自分で言うのもなんですが、よく働いていたと思います。そんな自分へのいじりで藤田が言い始めたのですが、最近では全く言われることはなくなりました。悲しいです。
Q2.僕が関東リーグに出るかも知れなくて緊張していた時、LINEで「将磨なら大丈夫!自身持て!」とメッセージをくれましたが、どうしてそんなに優しいんですか?
どうして優しいのかという問いの答えは自分でも分かりませんが、この時は関東リーグで緊張してガチガチになる将磨が想像できたからです。そんな将磨に自分が出来ることと言えば励ますくらいしか思いつかなかったです。結果、将磨は出場機会なかったけど。
Q3.大きな怪我に苦しみながらも這い上がってきたという印象が強いですが、それを乗り越えて今何を思いますか?
続けて良かったなと思います。正直めちゃくちゃきつかったですけど、復帰した3年生の時にはIリーグで昇格争いをし、今まで経験したこともなかったバチバチの戦いを経験することが出来ました。最終学年になり運良くトップチームに上がり、関東リーグにも出場することが出来ました。怪我をした時には考えられないくらいの色々な経験をし、成長していくことが出来たと思います。あの時、サッカーをやめる選択をせずに続けてきたからこそ開けた道であったなと思います。
それでは、本題に入っていきます。この4年間で感じた自分の気持ちを正直に書いてみます。最後まで読んでいただけたら幸いです。
まず4年間をざっと振り返りたいと思う。
自分は特に悩みもせず、蹴球部に入ることを決断した。高校時代にチームが選手権で準優勝をして、サッカーって面白いな、好きだなと感じた。その反面、全くトップチームに関わることの出来なかった3年間の悔しさも感じた。実際、チームメイトは比べものにならないくらい上手かったが、大した努力もしていないでただ悔しさだけ感じている自分は甘いと思った。この4年間は本気でサッカーに取り組んで自分がどこまで成長できるのか挑戦したかった。
そんな気持ちで入部し、初めて参加した練習でラン。受験後でほとんど動いていなかった自分はすぐに足をつってしまい、先輩達に「何しに来た、こいつ」という目で見られたのを今でも覚えている。
そんな自分は当然、一番下のカテゴリーであるCチームからのスタートであった。自分の体のコンディションも戻ってきて、Cチームとしてスタメンで出る機会が増えてきた中、左膝前十字靭帯損傷という大きな怪我を負った。怪我をした当初は最悪の気持ちであったが、すぐに怪我を受け入れ、はやく復帰したい一心できついリハビリにも耐えることが出来た。
そんなこんなで10ヶ月が経ち、膝の状態も良くなり2年生の始まり頃には復帰することが出来た。しかし、復帰して2試合目で再び左膝前十字靭帯損傷。頭が真っ白になり、なにも考えることが出来なかった。絶望of絶望。ただピッチの中でひたすらに泣いた。
すぐ前向きになることは出来なかったし、みんなが成長していく中、自分だけが足止めを食らっているような感覚になった。このまま続けても意味ないんじゃないか。どうせまた怪我するんじゃないか。負の感情はたくさんあった。
いろんな人と相談し、何の為に入部し、自分は何をしたいのかたくさん考えた。今回こそは、大学こそは後悔無く自分が納得いくまで挑戦したかった。怪我をして1ヶ月、悩みに悩んだが、残された3年は挑戦するには十分すぎると感じ、サッカーを続ける決断をした。
リハビリの期間は本当に自分との戦いであった。単調なトレーニング。めんどくさがりで自分に甘い性格の自分は本当にきつかった。
そして、また月日が経ち3年生となり再び復帰することが出来た。圧倒的な強さだった順天堂大学にもチーム一丸となり勝利をおさめるなど、Iリーグ1部昇格争いに向け、タフな試合をたくさん経験した。個人としては、ほとんど途中交代で悔しい1年ではあったが、自分の長所を確認でき、実りある1年であった。
新シーズンに入り、自分はBチームからのスタートであったが、トップチームに調整者が多く出た事もあり、何度か練習試合や練習に呼んでもらった。トップチームは質がすごく高く、付いていくのに必死だった。でも、通用する部分も感じることができた。自分に足りないところをどうしたら埋めていけるか、自分の強みをどうアピールできるか。考えることが多すぎたが、自分の成長を感じることが出来た。そして、最後の年の4月に入り、トップチームにあがった。関東リーグにも出場することができたが、トップチームの中で明らかに一番下手で、チームに貢献できていない自分が本当に不甲斐なかった。自分を変えるため、チームとして強調していた意志表示の部分は人一倍意識した。勝てない試合が続き、もどかしさは非常にあったが、手応えを感じる場面も多くあった。後期は足首の怪我で全くチームに貢献できず、悔しい思いをしている。先日の立教大戦で都リーグへの降格が決まった。
この4年間を振り返ってみて、感じた事がある。
自分の敵は自分であると。
自分と向き合わなければならない機会が多くあった。
リハビリ、日々の練習、試合。
自分自身とどう向き合うか、どう自分を越えていくかで成長できるかが決まってくると感じた。
前にも書いたが、自分は2年ほどリハビリをしていた。2年間サッカーできないって想像絶するくらいきつい。やらなくてはならないと頭の中では分かっていたが、サボってしまいたくなることもあった。
そんな自分を抑え、やらなければならないことをした結果、成長につながってくる。
そんなことは当然わかっていたけど、行動にうつすのは本当に難しい。
あと1セット、あと1回、あと1本、あと1歩がなかなか出来ない。
負の感情がたくさんあったし、全然トレーニングに身が入らなかった。
自分って本当に弱いなと思った。
練習前、練習後、オフの日にでも筋トレや自主練を欠かさないみんなはそんなに弱い人間じゃ無いと思う。まじで俊とか陸也とかめちゃくちゃすごいなって思う。
まあでも、自分にはそんな強さはなかったので、こう思うことにした。
昨日までの自分より強くなろう、と。
それならまだ気が楽だった。計画も無理のないものに練り直したし、一日一日の目標があったのでそれを達成していくことにした。このことは長期間のリハビリにおいては成功だったなと感じている。
でもそれが長期間になったら本当に劇的に変わってくると思う。
1.01と0.99の法則とかあるけど、その通りだなと思う。
自分の感情を上手くコントロールして、実行に移して行くことが大切。
そして自分には関東リーグに出てチームに貢献したいという目標があった。
その目標だけはぶれなかったし、続けてこられた要因であると思う。
目標をぶらさずにいかに前向きに取り組めるか。
どう自分の気持ちを前向きに持って行けるか、自分自身と向き合ってよく考えて欲しい。
次に自分は目標を持つことの大切さを感じた。
正直、4年間という月日はあっという間で何も考えずにただぼーっと過ごすだけではもったいなすぎる。みんなもちろんあると思うけど、目標は持とう。
プロになるでも、関東リーグに出るでも、Iリーグに出るでも何でも良いと思う。
もちろん達成出来なくてもかまわない。出来るか出来ないかは関係ない。
でも目標を持つことが出来たら、全力でやりきって欲しい。
目標を持つことは自分の道標になる。
その目標に自分は何が足りてないのか、どこが課題なのかよく考えて欲しい。
そして自分がどんな手段をとれば課題が解決するのか考え、行動に移して欲しい。
今すぐに全力で。
出来ることでも、出来ないときはある。
逆に出来ないことでも、出来るときがある。
しかし、何も行動しなかったら成功する機会は絶対にない。
前に言った内容ともかぶってしまうが、
常に前向きに全力で目標に向かってやりきって欲しい。
一日一日の練習から課題を持って、取り組んでいけば自ずと結果はついてくる。
たとえ、達成しなくても無駄にはならない。かけがえのない財産になる。
達成出来なかった原因は何なのか、良く分析して欲しい。
そして、達成出来なかった悔しい気持ちは次の挑戦にぶつけて欲しい。
自分を信じてやりきりましょう。
みんなになら出来る。絶対に。
最終節、チーム一丸となり、持てるかぎりの力を出して勝利しよう。
そして来年、絶対に関東リーグに戻ってこよう。
なんだかまとまりのない文章になっていまいましたが、このあたりで終わりたいと思います。
それでは最後に、ベイマックスから立派な女子大生へと変身を遂げ、マネージャーのドンとしてチームを支え続けた僕らのアイドル(?)の竹下桃子さんへの質問をしていきます。
Q1:たくさんの恋愛相談に乗ってるそうですが、恋愛観など聞かせてください。また、蹴球部の中で付き合うとしたら誰ですか。ベスト3まで理由とともに発表お願いします。
Q2:いつもニコニコしていて楽しそうな桃子ですが、蹴球部の活動で一番楽しかった思い出はなんですか?
Q3:1年生の新歓期にラクロス部、アイスホッケー部など様々な部活を回ったと聞きましたが、数ある部活の中で蹴球部を選んだ理由はぶっちゃけかっこいい人が多そうだからですか?
以上でダイアリーを終わります。
まとまりのない稚拙な文章になってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
藥袋和輝
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