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卒業Diary.3 大野瑞己

皆様初めまして、卒業ダイアリーで部員ブログ初登場となります、初等教育教員養成課程 理科選修(通称A理)の大野瑞己と申します。



初めましてですので、簡単に自己紹介をさせていただきます。私は生まれも育ちも、島根県という、皆さんにとっては何とも馴染みの薄いところで、人生の多くの時間を過ごしてきました。



そして、いざ東京に出てみれば、何百、何千回と鳥取県と島根県を間違えられてしまう始末。「右が鳥取で左が島根」この説明を何度させられたことか、途中から数を数えるのもやめてしまいました。



終いにはこの質問、「島根って何があるんですか?」いや、なんもねーんだわと内心思いながらも、適当に出雲大社とか答えてます。


嘘です。島根県にはたくさんの魅力があります。ぜひ自分の目で確かめに来てください。



また、先ほどちょっと出てきました宿敵鳥取県にも個人的には非常にお世話になっておりまして、中学時代ですが、ガイナーレ鳥取(J3)のジュニアユースでサッカーをさせてもらってました。



その時、我がチームの絶対的エースとして君臨していたのが、現在の同期でもあります山本涼太です。まさか、同じ大学でまたサッカーをすることになるなんて、となんとも運命的ですが、うれしい反面、彼の人間性を知っている人ならわかると思いますが、また彼のダルい絡みに付き合うのねと・・・。



ただ、彼が本来持っている力を最も知っているのは私だと思っています。なので、人一倍彼が関東リーグで活躍してほしいという思いを持っています。がんばれ涼太!


さて、簡単といっていた自己紹介でかなりの尺を稼いでしまいました。そろそろ大親友の深谷君の質問にでも答えていきたいと思います。


・私生活が謎に包まれていますが、まだ露わにしていない私生活のこだわり、趣味等あれば教えてほしいです。


私は、私生活に深谷くんほどのこだわりは持っていませんが、生き方の工夫として


「常に最悪を想定する」


を心がけて暮らしています。


これは、長谷部誠選手の「心を整える。」にあった言葉で、非常に共感したので真似させてもらってます。


一見とてもネガティブな言葉ですが、どんな行動の先にある結果も、常に最悪のケースを自分のなかで準備しておけば、たとえそうなってしまっても、またすぐに立ち上がって前を向けるでしょというのが本当の意味です。


体質に合いそうな人は参考にしてみてください。



・4年間島根の彼女と付き合い続けるという、絵に描いたような純愛を続けた大野さん。長続きの秘訣と彼女の好きなところを教えてください!


特に秘訣はありません。とにかく彼女が素敵な人でした。それにつきます。いい人見つけてください!



・4年間で最も心に残っている出来事を教えてください。


 少し変な書き方ですが、おそらく、今度の引退試合が自分にとって最も心に残る出来事になるのではないかと考えています。これまでのサッカーの集大成として、色々な人への感謝の気持ちをのせて、最後の90分間をプレーしたいと考えています。



ここまで、お付き合いしてくださった皆様本当にありがとうございます。相当私に興味があるようですね。


いえ、知っています。興味があるというよりは、誰も私のことをちゃんと知らないと思うんです。


ですので、いわゆる「ためになる」系のお話は幹部の皆様にお願いするとして、私はもう少し自分のことを書いていこうと思います。へ―こんなことを考えながら生きてたんだなこの生き物は位の気持ちでご覧ください。



私も、みんなと同じように、大学サッカー生活を謳歌しようと、カバンに夢と希望をいっぱいに詰め込んでグラウンドに足を運びました。


しかし、そんな大学サッカー生活を過しているうちに、私はある一つの問題にぶち当たりました。


「お前は何者だ。」


もっとわかりやすく言うと、私は、自分自身がどういう人間で、どういう存在で、どんな価値があるのかというのをものすごく考えるようになったということです。


なぜそんなことを考えるようになったかというと、大きく二つ理由があると思っています。



まず一つ目は、サッカーの競技者としての、アイデンティティの喪失です。なんだか大げさに言ってしまいましたが、簡単に言うと、サッカー選手としての武器がねぇってことです。


大学に入るまでは、こんなところが自分の長所で、こんなプレーが得意なんだろうなというのがありました。


しかし、大学に入って、特にトップチームの活動に参加させてもらえるようになってから、まさに、自分の持ってる武器の上位互換、さらにプラスアルファで他にも武器を持ってるみたいなプレーヤーがたくさんいて、自分が今まで武器だと思っていたものがただのなまくらだったという感覚にさいなまれました。


実際に、今も昔も関東リーグで活躍している選手は皆、一定水準の能力に加え、ほかの人には真似できない突出した武器を持っているはずです。


第一線で活躍したければ、この武器を自分なりに磨かなければならない。そして、その武器をチームの戦い方に合わせてうまくフィットさせていかなければならない。そうやって、自分という選手を確立していく必要があると思うのです。


ただ、これって結構難しくって、そう簡単にできることではないですが、後輩たちには、まだまだたっぷりある残りの大学生活を使って試行錯誤していってほしいなと思います。



次に、二つ目は、自分自身の性格や人間性の部分です。これまで、さまざまなコミュニティーの中で生活してきましたが、私という人間は非常に不安定でした。


どういうことかと言うと、私は所属する集団に合わせて、都合のいいように自分の人格を意識的に作り替えていました。そのお陰で、結構うまく振る舞えていたような気がしますが、非常に危うい状態だったと思います。その危うさがこの蹴球部での生活で、見事に爆発してしまいました。


蹴球部という集団は、やはり蹴球ですからサッカーの実力でトップチームで試合に出れるか出れないかが決まります。もちろん、サッカー以外の場面で活躍している人間もいますが、結局このチームの目標を達成するためには、サッカーの力が必要です。


悔しいですが、その力が私には足りませんでした。そして私は、そんな力のない自分は、この集団において果たしてなんの価値があるのだろうかと考えるようになりました。


その結果、すこぶる自信というものがなくなり、自分をうまく表現することができなくなっていました。あれ、俺ってこんな人間だったっけって何度も思いましたし、自分が自分でないような不思議な感覚を何度も覚えました。


でも今は、これも自分の一部で、この弱くて脆い私を知り、しっかりと向き合うことが出来た4年間は非常に価値のある時間だったなと思っています。



ここまでダラダラと書いてきましたが、結局自分は、何者なのかということですよね。


私なりにこの4年間で出した答えは、ありきたりではありますが、やはり自分は自分ということです。


つまり、


"ミズキ オオノ"


ってことなのです。


私は私のプロフェッショナルにならなければならない、それを追い求める旅が人生なのである。


なんだかそれっぽいことが言えました。ちょっと自分でも意味がわからないので、解説はしません。(できません。)


これにて私の卒業ダイアリーを締めさせてもらいます。無駄に長い文章に付き合ってくださった皆様、本当にありがとうございました。



次の卒業ダイアリーは、小野隼平君です。小野くんにはこんな質問を。


Q1.最初の関東リーグ応援の際にスーツにランシューという斬新なコーデを披露したそうですね。参考にしたいので、ファッションで大切にしていることをお聞かせください。


Q2、先日は院試お疲れ様でした。どのようなことを追求し、それをどんな風に将来に生かしていくか、これから院に行くことも考えている後輩もいると思うので教えてあげてください。


Q3、小野くんはこの4年間きっと力はあるはずなのに結構怪我に苦しめられていたようなイメージがあります。小野くんなりの怪我とのつきあい方をお聞かせください。



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