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Vol.77 「広く浅くか、狭く深くか」 3年 穴田善孝



お久しぶりです。実に10ヶ月ぶりの登場となりました、東京学芸大学教育学部初等教育教員養成課程保健体育選修(A類保健体育科)3年、前回のテーマは“価値観”の穴田善孝です。前回、部員ブログを書いた時は2年生でした。早いもので、大学サッカーも残すところあと1年です。これが最後の部員ブログ、という心持ちで書かなければいけませんね。最後まで読んでいただけたら幸いです。それでは、本題に入っていきたいと思います。


今回は、最近少しばかり考えたことをテーマにしました。今回の私のテーマは“広く浅くか、狭く深くか”についてです。


私は、サッカーに限らずその他様々なスポーツプレイヤーにおいて考えました。広く浅く(以下、ユーティリティ)が良いのか、狭く深く(以下、スペシャリスト)が良いのか。勿論、広く深くがベストという前提です。私事ではありますが、私がサッカーを始めたのは小学校3年生でした。それ以外のスポーツ経験としては、陸上、水泳、ソフトボールをある程度やっていました。私のように、あるいは私以上に様々なスポーツを経験してきた人は数多くいるでしょう。一方で、生まれてこの方、自身の専門競技以外には目もくれなかった人も同じようにいるでしょう。


では、スペシャリストとユーティリティ、どちらが良いのでしょうか。これに関して、最近私は1つの答えを出しました。それは、「どちらが良いかは、その個人が決める」ということです。


そして、この答えの下で、私はユーティリティの方が良いと感じました。スポーツにおいて、私はどちらかと言うとユーティリティかなと思っています。ですが、野球やサッカー、ハンドボールやバスケットボールを部活動として経験してきたような人に比べると、広く深くという点において劣っているなとも思っています。


ではなぜ、私がユーティリティの方が良いと感じたのか。これまた私事で恐縮ですが、私は教員を志望しており、教員という観点で考えたからです。小中高、どの体育の授業であれ、扱う領域はサッカーだけではありません。経験則に基づく指導が良くないことは重々承知していますが、経験をしていてマイナスになることはないと私は捉えています。むしろ、役立つ時、場面があるのではないかと。そのため、こういった意味では、もっともっとサッカー以外の経験を積んでおくべきだったなと思うことがあります。後の祭りです。特に後悔をしているわけではありません。私は教員という観点で考えましたが、サッカーという観点で考えたならば、スペシャリストが良いはずです。しかし、これまでの経験が今のサッカーに活きている、という人がいたら話はまた変わってきますね。


ここまで、スポーツに焦点を当てて話を進めてきましたが、スペシャリストかユーティリティかという選択は、他にも仕事や恋愛、勉強といった様々なところで生じるものです。そういえば、最近仕事に焦点を当てていたと言えば、今年のマイブームである、なんとかHOUSE。完全に内輪です。ごめんなさい。ですが、あれはあれでなかなか議論になっていましたよね。〇〇翔平(ユーティリティ派)vs〇〇春花(スペシャリスト派)の論争。また、勉強についても少しだけ。広く深くと言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチを思い浮かべます。近しい存在で言えば、ハヤトくん(4年渡辺)が愛してやまない東大の医学部ながら司法試験を合格した河野玄斗さんですかね。このような例はほんのひと握りで、大半の人はスペシャリストかユーティリティではないでしょうか。


以上のように、長々とスペシャリストかユーティリティかについて、スポーツを中心として仕事や勉強といったところに焦点を当ててきました。どこに焦点を当てるにせよ、共通しているのは、「どちらが良いかは、その個人が決める」ということです。ゆえに、自分なりの意見(スペシャリストかユーティリティか)を軸としてもち、あらゆる場面において考え、その軸に沿って何事も行動していくことが大切です。細かく言うと、意見をもつだけでは不十分です。行動していくことが大切です。教員という観点で、私はサッカー以外の経験をすることが現実的には厳しいです。ですが、サッカーという観点では、まだまだ深めることはできます。他の蹴球部員と比べても浅いです。残された日々を、自己研さんに励んでいきたいと思います。


ここまで読んでいただいた方々、ありがとうございました。




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